cotan booksのブログ

「インターネットとうまくつきあう」をコンセプトにした本屋のブログです

店舗の掃除を始めました

 日々悪化していくコロナ関連ニュースの中毒性が、着実に私のメンタルを蝕んでいくことに気付いてから、テレビやSNSは見ない、ネットニュースはRSSリーダーを1巡/日のみ、というルールを自らに課し、そこから生まれた余剰を「ふしぎの海のナディア」全39話に13時間費やしていた。(1話約20分×39話=780分=13時間。OP・EDを除いて1話約20分としたが、たまにOPも見逃せない回があった。EDもそうだったのだろうか)

 

 月13時間もあれば、「もっとお店のECサイトSNSをがんばれよ」とはもちろん自責するものの、その分お金に換算できない心の安寧が得られたので個人的には万々歳。要はこれがデジタルウェルビーイングなのです。
ナディアをきっかけに、既にいくつか仕入れていたヴェルヌの作品は増えていく予定。
 
 さて、久しぶりの開店準備日記。
ここまで記録がおろそかになっていた、4−5月でやっていた開店準備のいくつかを綴っていく。ずるずると書き散らかしてしまったので、戯言が多分に含まれているのはご容赦いただきたい。
 

最近の事務作業

店舗物件の契約が無事完了
 ようやく店舗物件の書面による契約が締結。場所は開智小学校と松本城の間にある民家。物件の前にある、オレンジの旧式ポストが目印。

Cotan books予定地

Cotan Booksができるポイント
 オーナーさんがとても親切な方で、コロナ影響で工事が遅れたり、(直接会えないこともあり)やりとりが思うようにいかなかったりなどあったが、影響はなんとか最小限に抑えられて、コロナでもかなり迅速&丁寧に対応してもらえた。
 
 物件の鍵を受け取り、やっとお店に入れることになって、ああ、本当にお店が始まるのだなー、とじんわりと、しかし未だ曖昧な部分を残しつつ開業の実感に浸り、パタパタとタスクを洗い出しては、ひたすら消化していくモードに切り替わっている。例えば掃除をしたり、あらためてお店のレイアウトを考えたり、備品を揃えたりしている。細かな決済が多く、ことあるごとに「金額は問題ないが決済というプロセスが非常に億劫」に感じる決済疲労を起こしている。掃除のしんどさは後に書く。
 
 作業的であり続けるのは徐々に疲弊していくので、ここ最近はできるかぎり毎日お店に行っては、道ゆく人の話し声や車の音、入口から吹いてくる風を浴びながら、店にいることの雰囲気に慣れるようにしている。
 
古物商の登録住所変更
 地味に大事なのが古物商の住所変更。新しい店舗で営業を始めるのであれば、古物商許可証を申請した当時の住所から、新店舗の住所に変える必要がある。
 
 住所変更には①新事業所の追加と②旧事業所から新事業所への切替の2種類があるのだが、古物商の管轄である警察署に電話したところ、「新事業所の追加の場合、そもそも、旧事業所の代表ではない人間に代表登録してもらう必要がある。
 
 代表者を同一とするならば、旧事業所と新事業所のの営業時間帯はかぶらないようにする必要もある。」と言われ、何とも面倒くさそうな雰囲気を感じ取ったので、(担当者曰く)追加よりシンプルな切替とすることにした。さようなら旧住所。
 
変更には賃貸契約書とはんこがあれば良く、窓口で変更手続きを行えるそうだ。
 
家賃補助金
 様々な人から「利用すべし」と勧められた松本市補助金だが、残念ながら私のケースでは使えないらしい。役所の方曰く、補助金を申請する際に「申請の対象となる事業を単一で行う」ことが明言されている必要があるらしい。
 
 私の場合、現状フリーランス+αの仕事という状態では複数事業扱いになり対象外だそうだ。「これから一本化していく」というのも駄目らしい。
 
 いわゆるパラレルキャリア()には利用できないのはちょっとした注意点だ。それでも担当の方が色んな方に掛け合ってくれたり、別の補助金がないか探してくれたのは嬉しかった。大感謝。
 

物件の掃除を始める

f:id:cotanbooks:20200608143204j:image
 想定外だったのは掃除だ。古い家のせいか、日頃遭遇しない汚れがあったのだ。
掃除のために雑巾、軍手、はたき、ほうき、デッキブラシ、ちりとり、はしご、バケツ、アルコール消毒液&ウェットティッシュ、つなぎ、靴、埃除けのメガネなどを、綿半・ケイヨーデーツーやワークマンで揃えた。掃除するたびに新たな掃除用具が必要になっていく。決済疲労の原因の一つだ。
 
天井はたき

よく見ると長年の汚れがうかがえる天井は、専用のほうきを使って掃除した。

    • 3mも伸びる優れもの。クモの巣を払うのに効果的。
    • たびたび天井にはクモの巣?ほこりの塊?らしきやわらかい黒いものが付着していることがあり、これを使って排除している。
 
床掃除

もっとも苦労したのが床掃除。写真ではわかりにくい、石床の上には砂なのか、埃なのか、細かな粒子が積もっている。

f:id:cotanbooks:20200608143337j:image 最初はほうき&ちりとりの掃き掃除で頑張っていたが、履けば履くほど霧のように部屋内にモヤが立ち込めていった。マスクと防塵ゴーグルを装備していたものの、充満する埃のせいで眼前にホワイトアウトといわんばかりの景色が広がり、一生懸命腕を動かしていたのでマスク内の呼吸が徐々に激しくなっていく。ブレアウィッチプロジェクトばりの命の危機を感じた、といえば伝わるだろうか。
最終的に小鼻が黒くなった。小鼻の黒ずみを引き換えに得た成果としては、ビニール袋いっぱいに砂が貯まった。甲子園の土を持ち帰ることについて考えさせられる。
 
 ちなみに猫らしき動物の足跡があった。お店で見つけたラッキーな方には、駄菓子をおひとつ差し上げます。f:id:cotanbooks:20200608143410j:image
 

 とはいえ砂埃を払っただけでは掃除した感じがしなかったので、床にお水を撒いてデッキブラシでガシガシ掃除をした。吸水に使った雑巾を絞るとバケツが黒い液体でいっぱいになった。ただ、この方法でかなりの汚れが取れた。 

f:id:cotanbooks:20200608143405j:image

什器の準備 f:id:cotanbooks:20200608143428j:image

 掃除もしながら、什器の準備も進める。cotan booksでは、本棚+平台少々、妻のドライフラワーコーナー用の棚少々というラインナップなので、揃える什器の数自体は少なく済む。
まずは古道具屋を取り扱うお店をいくつか巡った。最近の数少ない外出イベントの一つだった。小さな椅子、レジ台、アルコール消毒台、ディスプレイ用に小さな机などを購入した。
また、親切な方々からのご厚意で、いくつかを譲り受けることになった。我が家は軽自動車しかないので、レンタカーを借りて後日受け取りにうかがう予定だ。
 
 譲り受けるもの以外に、自作本棚もちゃんとある。先日無事1つ完成した。設計 → 見積もり → 買い出し までは難はなかったが、ホームセンターで木を切り出すのをお願いしたらそれを車まで運ぶのが面倒だった。くらいだろうか。材料さえ揃えば後は組み立て作業なので、心的負担は少ない。木を切り出すカット依頼が1番億劫だった。(手順はまた別稿に記そう)
f:id:cotanbooks:20200608143533j:image
f:id:cotanbooks:20200608143538j:image
f:id:cotanbooks:20200608143527j:image
 
 そして、什器というより備品カテゴリだが、照明周りも悩ましい。照明といっても、部品はソケットとケーブルと電球の3つに分かれる。意外と一気に揃えるのが面倒で、ホームセンターでも全ては揃わなかった。LEDにするか、光の色はどうするか、電球はクリア/ホワイトどうするか、シェードはつけるか、ソケットと電球の型は合ってるか、など細かい点で調べる/決めることが多い。ネットで買えるものからあらかじめ決めておくのも良いが、色んなお店を見たりしてイメージを固めてからメーカーレベルで決めておいた方が楽だったろうなあ、とも思う。

cotan books の初期内装イメージ

cotan books の初期内装イメージ ※あくまでイメージでした
 
内装を進めていくうちに、後から「壁を塗り直したい」「空いている穴を直したい」など色々出てきていて、どこからどこまで手掛けるかを絞っていかないと溢れるのは注意されたし。
 

仕入れに難儀 

 ぼちぼち集めている本の仕入れも、苦戦中だ。なにせコロナの緊張感がある中でほいほいと各地のお店に押し入るわけにもいかない。
少なめに揃えて様子を見ながら増やしていこう、と考えているが、お店の中があまりスカスカなのもよろしくない。ある程度の量は必要だ。ただ、せっかく豊富な数を取り揃えることができても予算を超えてはいけない。買い集めた手持の本を実際に本棚に並べてみて、何が足りてる/足りないかを感覚と突き合わせてあらためて確認したい。
 友人のアドバイスを受け、新刊を取り扱う小取次「子どもの文化普及協会」に申し込んでみたら、あっさり取引できるようになったので、多少は新刊を入れていくかもしれない。古本でやっていくと考えていた最中、新刊を入れることには少し思うところがあるので、これもまた別に書きたい。
 

開店は今夏予定

想定よりも掃除に時間がかかってしまったが、着々と準備は進んでいる。

オープンは7月半ばごろを目指しているけれど、状況が見えてきたらあらためて告知したい。

ちなみに、火・木を除き、たまに店主はお店にいると思うので見かけたら声かけてみてください。

余談:オーツがスーパーでみつからない

今年のお正月からグルテンフリーを始めて、朝食は決まってオートミールだった。bowl with spoon
今一番の課題が、西友、イオン、TSURUYA、デリシアなど主要スーパーでオーツの品切れ状態が続いている(気がする)ことだ。悪くはないのだが、朝食が納豆ご飯になってしまった。
 6/10以降、徐々にお店で見かけることが増えてきた。とてもうれしい。

もっと気軽にオンライン通話を

<!—タイトルがここに入ります—>していきたい、という短いお話。

 

ここしばらく、オンライン飲み会や読書会など、カジュアルなビデオ会議型イベントをいくつか試してみた。

接触8割減のために引きこもり続けている身としては、運動や瞑想にはないストレス緩和の効果が得られることが実感できた。

仕事関係の方々とはビデオ会議なんてしょっちゅうだが、オフラインで交流できていた人々とは直接話すことができなくなってしまい、それが思ったよりストレスになっていたようだ。

そんな状況を生み出す要因の1つに、未だ自分がウイルス持ちである、という仮定がまだ拭えず、知り合いがいるお店や家にカジュアルに行くのは控えていることがある。

ただ、この仮定が持つ可能性をゼロにしてしまうと、緩みに歯止めが効かないし、他人を緩ませることにもなるし、収束も遠のいていゆく。

結局ウイルスが収まってくれなければ、(自己本位に考えれば)どうにもお店を持つ意義を潰されてしまうようなものなので、そこには加担しないようにしたい。

 

話は少し変わって、最近ウェルビーイング、およびデジタルウェルビーイング*1のオンライン学習コースを取り始めた。

誤解を恐れず簡潔に書いてしまえば、ウェルビーイングは"人間が「よい状態」"*2であること。

そして、ウェルビーイングの中にも様々な側面がある中で、デジタルウェルビーイングgoogleの定義を借りれば"テクノロジーと健全な関係を構築し、維持する"*3ことにある。

(実はcotan booksはデジタルウェルビーイングをコンセプトにした本屋です)

 

学習コースの過程で、自分のウェルビーイングを数値で出してみようという課題があった。24問の簡単なアンケートに答えるだけの簡単な心理テストなのでやってみた。

PERMAによる私のウェルビーイングスコア

PERMAによる私のウェルビーイングスコア

10段階評価のうち5に近い数字がほとんどで日本人らしさが滲み出ているが、Lonliness(孤独)の値が相対的に高く出ており、腹落ち。自分は孤独耐性強いと思っていたが、そうでもなかった。

 

また、学習教材の1つに、本コースの講師でもあるYale大学の教授が、これから新型コロナにどう適応していくか、について話すQ&A形式の動画があった。

www.facebook.com

 

その中で、”誰しもがストレスを強く感じやすい環境下だからこそ、我々はこれまで以上に意図的に無駄話、雑談といったコミュニケーションを増やしていく必要がある”と言っていた。

zoomなどのビデオ会議型webサービスなどを活用して、家族、友人知人、どんどん人と話しましょう、と。

内容は至極当たり前のことを言っているはずなのだが、今の状況で人と会えないのは仕方がない、という考えから自らが無意識的にコミュニケーションを減らしてしまっていたことに、今さらながら気づいた。

もしかしたらコミュニケーション量は自分が思っているよりも…日々を潤すために必要な量よりも大幅に減少してしまっているのかもしれない。

 

そんなわけで、互いのウェルビーイングのために、もし親切にお話のお時間いただける方いましたら、SkypeアカウントのIDを置いておきますので、リクエストお待ちしています。

live:.cid.787b551200e70ced

 

話題はなんでも良いです。本、映画、音楽、最近食べたもの、などシリアスになり過ぎない話題歓迎です。zoomでもmessangerでも、いっそtwitter DMのテキストコミュニケーションでも大丈夫。時間は5分でも10分でも、どれだけ短くてもどれだけ雑でも大丈夫です。

 

という短絡的な募集文(とはいえ気持ちに偽りないので気軽にリクエストやDMください)を書いてしまうほど、人々とこまめにやりとりしていきたいと思える新しい生活様式を迎えながら、粛々と開業準備中です。

 

 

*1:いつかこのブログで詳細に解説します

*2:わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術,  著・監修:渡邊淳司、ドミニク・チェン

*3:Intro to digital wellbeing - Google Digital Garage

人との接触を減らしながら店舗を開業させるには...

接触8割減。

わたしの今の生活だけで見れば、ここ数週間はなんとか達成できている。

そもそも1年近くリモートワークしている身なので負担は大きくないはずだが、でもやはり気が向いたときに買い物に行けない、知り合った人のお店に行けない、友人と一緒にご飯が食べられない、などはそれなりにストレスが溜まる。

様々なニュースを目にしている限りでは、この生活はもしかしたら何年も続く可能性があるらしいので、うまく付き合っていかなければならないもの、と思って日々を凌ぐばかりだ。

 

この未曾有の事態では、企業や個人店の多くは既に苦境に立たされており、今後一寸先すらどうなっていくかが読めない状況が続く。さらに長期・短期での変化に柔軟でいなくては生き残ることすら難しいかもしれない。

ウイルスによって人の考え方、生活の仕方が大きく変わっていく以上、アフターコロナという状況は、これから開業を目指す人々にとっても、特に物理店舗を持って商品やサービスを提供しようとする人々には大きな試練になる。私がまさにその一人になるわけだが、ずっと前から予見できたはずなのに、ここ数週間かかってようやく疑心暗鬼から確信に変わってきた。

やろうとしていたことは、しばらくはできない見込みが高い。なので変えなくてはならない。

 

開業準備は不要不急だろうか。

生活がかかってくるのもあり「人との接触を8割減」というルールを抑えてなら、致し方ないと思うようにはしている。前置きが長くなったけど、ここからはどうやって人との接触回数を抑えてお店を開き、続けていくかを考えていく。もう眠い。

私の場合、店舗開店までの残りの準備は物件の賃貸契約、什器の購入、仕入れ、内装(工事はだいたい終わったので、什器の搬入など)、がある。

契約書の締結は郵送で済む。気になる点はメールや電話、ビデオ会議で十分補足できる。

什器の購入は若干やっかいだ。いろんなお店に行って、自分のイメージに合う棚、平台、雑貨など探すつもりだったが、もうネットに頼らざるを得なさそうだ。本棚はDIYのつもりだが、それ以外も...となるとさすがにしんどそうだ。費用を抑えるためにはジモティーやメルカリでつぶさに探さざるを得ないのか...うーん...;;

仕入れも同様で、いろんなお店・人からゆっくり集めていくことはできないので、ひたすらネットで探していく作業が必要になる。日本の古本屋さんにはとてつもなくお世話になるだろうが、やはり本をパラパラと手に取れないのは辛い。

(脱線するが、今「本の音」を使った音楽を作ろうとしており、家にある本を録音していたら、使われる紙の種類、装丁、サイズなどによってページをめくる音、紙の擦れる音、叩きつけた音が全く違ったので感動した。当たり前の話ではあるが。)

内装準備はどうしようもない。マスク、手袋、アルコール消毒剤、換気、ソーシャル・フィジカルディスタンスといった感染対策をしながら作業していくことになる。本当は何人かにお手伝いをお願いしようと思っていたけど、他人をあえて危険にさらす勇気はないのでこの案は却下だ。地道に妻の協力も得ながらやっていくしかない。

ざっと書いてみると、案外なんとかなりそう...? 悲しいかな、自分の目や耳や手、身体を使って、人と関わり合いながら準備していくぞという当初の意気込みは見事に打ち砕かれ、全く逆の展開になりそうだ。

 

しかし、店は開いて終わりではないので、継続させてなんぼ、先を考えなくてはならない。「本屋で人を呼ばずにお店を続けていく...結局ネット販売だけなの?」という疑問が浮かぶが、そこはめげずにいくつもの案を持って立ち向かいたい。本屋と一口にいっても、いろんな形があるはずだ。

長期化する新型コロナ感染症の影響に対して、小さなお店ができそうなことアイデアまとめ

はじめに

本記事の目的としては、個人事業主含む、小規模事業者が営む小さなお店ができること、やっていることをまとめて、今は必要がないにせよ頭の片隅に入れておき、いざという時に一覧できるアイデア集とすること。(自分が情報整理をしておきたかったのもある)

だいたい①ビジネスモデルの変更、②業務のオンライン化、③多彩な資金繰り支援サービスを活用、の3つに落ち着くかなと思い、まとめてみた。

ここにある内容は、IT業界に従事する人やすでに活用している人には周知だろうし、実質まとめサイトのまとめ、みたいになっていて恥ずかしい限りだが、そうでない人々にとって何がしか役に立つものになってくれたらと思う。

 

ビジネスモデルの変更

物理的な店舗をメインとしている事業者ができそうなことは、①お客さんに短時間の滞在で購入してもらう、②お客さんに直接/代理業者を利用して届けに行くのだいたい2パターンだろうか。以下の案はどれも法律上の制限や、保険でリスクをカバーしておくなど注意点があったりするので、進める前にまずリサーチを勧めたい。例えば古本屋はオンラインで売る場合、警察署に届出&許可を得るのが必須だ。

 

①テイクアウトやデリバリーを始める

飲食店がほとんどだが、私が住んでいる長野県松本市でも多くのお店がテイクアウト・デリバリーに対応しはじめており、まとめサイトもできている。 

46machi-go.com

 

海外の事例もアイデアを広げるには良いかもしれない。

ba-um.jp

 

日本ではこれまでテイクアウト用などでお酒を売るには専用の免許が必要だったが、それとは別に"料飲店等が、新型コロナウイルス感染症に基因して、在庫酒類の持ち帰り用販売等により資金確保を図るものについて、迅速な手続で”取得可能な「期限付酒類小売業免許」が新設された。免許付与から6ヶ月間で、既存の在庫および取引先からの仕入れに限り、お酒の販売が可能になっている。

www.ryutsuu.biz

 

②オンライン販売を始める

shopify、BASE、Storesなど、無料・安価で始められるオンラインストアサービスが多くある。商品があるならオンラインで出品して届けていこう。しかも、今はデジタルコンテンツといって、音楽データや写真データ、PDFも販売できたりする時代になっている。

shop-pro.jp



業務のオンライン化

これはオンライン化かつペーパーレス化、つまりは効率化である。スイッチングコストはかかるが、望まれない出社の回数は減らせるはず。

(内部的な事情があろうが、命を守るためにはこの機会を逃してはならない)

 

従業員間のコミュニケーション改善でできることとして、メール・チャット・web会議サービスの活用と、資料も全てオンライン化できる。

bowgl.com

 

web会議サービスは、ものによっては社内だけでなく、イベントやウェビナー、ライブの配信にも使える。

ferret-plus.com

 

会計・人事・法務などのバックオフィス業務はいわゆるクラウドサービスに転換し、手書き・判子・書類の手渡し・郵送など大部分の物理業務を減らせる。

boxil.jp

 

もしネットバンキングを活用できていないとしたら、ほとんどの銀行が対応しているので早く始めよう。残高や入出金明細の確認、振り込みなどは窓口やATMに行かずとも手続きできる。

allabout.co.jp



資金繰り

最近は様々な資金繰り支援が出てきていて、選ぶ方は大変といえば大変だ。ただネット上で資金集めをしやすくなる状況はさらに加速していくと思うので、緊急度や必要な金額を鑑みてサービスを選んだり、組み合わせたりしたいところ。

 

経産省中小企業庁の資金繰り支援については、種類がごちゃごちゃあって正直わかりづらいが、以下のリンク先に(比較的)わかりやすいチャートとしてまとめられている。(4/14時点)

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/shikinguri_list.pdf

 

利子高めではあるが、完全非対面で、着金スピードが早めな融資が行える「オンラインレンディング」というのも出てきた。

kaikeizine.jp

 

CAMP FIREやReadyforといった、インターネット上で資金を募ることができる「クラウドファンディング」も新型コロナウイルスに合わせて特設コーナーを設けるなどしている。

www3.nhk.or.jp

 

飲食店の場合、キッチハイクのサービスを使えば未来のお客としてお金を前払いしてもらうことができる。(8月末まで)また、1ヶ月以上先の来店にのみ使える「応援早割予約」もある。

www.fnn.jp

 

しかしながら金融機関は使えないという人もいるし、すでに生活資金に困っているのであれば以下の記事も参考になるかもしれない。

r.nikkei.com


最後に

はじめに書いたようにこれはあくまでアイデアのリストなので、どれかを行うにせよ急激な変化になる場合は少なからず摩擦が起こる。が、そもそも環境が大きく変化しているのでいざという時には思い切ってトライするのも、今後の生き残りという観点では大事な考え方の一つだとは思う。より安全にやるのであれば、わからない言葉や仕組みが出てきたらひたすらに調べたり、知人や専門家に聞いてみてほしい。

内容に誤りなどあれば、twitterにてご連絡ください。

twitter.com



インターネットで本について語り、必要としてくれる人に本を届けるために

本日、cotan booksのオンラインストアがプレオープンとなった。

cotanbooks.shop

仕事の合間を縫ってぼちぼち準備をしていたが、直前にあれこれと悩んだり、チェックする項目が増えて公開日を遅らせて遅らせて、ようやく出せた。正直ホッとした。

個人的に好きではないが、Tシャツ姿のマーク・ザッカーバーグが手に握りしめた「Done Is Better Than Perfect」の印籠を私の顔に押し付けられるような屈辱感が少なからずある。

とはいえ「スピード重視で未完成でも出す」ことが一つの目標だったので、やはり自分が目指していたクオリティの6割くらいになった。もっと細部を詰めるべきではあった。

それでも、ECで本を売る状態を作り上げるということは、少なくとも一箱古本市で売買していたときとはまた違った経験になるし、ただの開業準備中の「半古本屋」のような状態からは抜け出せた気がする。ようやっとインターネットで本について語り、必要としてくれる人に本を届ける状態を作ることができた。

お店という存在は、生み出した人間からすると自分の子供のように感じるらしいが、今まさにその気持ちがわかりはじめている。待ちかねた初めての乳歯が生えてきたような感覚だ。彼/彼女はようやくインターネットで本について話す口を手に入れたのだ。

とにかく、タイミングはどうあれ、大事な最初の一歩が踏めた。

特にオープン告知から購入いただいたお客様にはとてもありがたい、というか救われた気分だ。コロナ以降を生き抜くための本を提供していたつもりだったが、こちらが力をもらう側になった。お買い上げほんとうにありがとうございました。

 

* * *

 

まずはプレオープン。

本オープンもあるので、実店舗オープンに向けて色々アップデートをかけていきたい。

もうちょっとビジュアルかっこよくしたり、(ECサイトではほぼ無理かもだが)店の音楽を流せるようにしたり、裏側としては商品撮影から登録までを効率化したり、課題は細々と大量にある。

当初の想定から路線変更が必要だと思っているのは、仕入れの問題だ。

そもそも他店舗やネットから購入するいわゆるせどりや、お客さんからの持ち込みなどを見込んでいたが、後者はこの状況を考えると十分にやるのは特に難しそうだ。

ずっと人と直接関わって本を売る仕事がしたかったのに、まさか長期にわたって人と会えない状況が生まれるなんて想像もしていなかった。そのため、(手続きはお客さん側にも煩雑な面が増えてしまうが)仕入れはネットでも受け付けられるようにせねばと思っている。

本当は内装の話をしようと思ったけれど、今日は買ってもらえた喜びだけを抱えて眠りにつこう。おやすみなさい。

幼児後期における発達課題からの脱却

 前回のエントリから2ヶ月も何も書いていなかった。言い訳をすれば、新型コロナに関連した課題の数々に蝕まれ、身動きが取れなくなる不調が続いていた。

 暗いニュースによる杞憂、疑心暗鬼が続く中で、マスクは底をつきそうだし、知り合いにも会いにくいし、日差しがだいぶ強くなったのに家の中は冷えてきた。それでも少しずつ、日ごとに時が経つのを実感している。「コロナ禍」という新たな時代設定に慣れてきたのか、近所の川の桜が咲き始めたおかげか、少しずつ気力が戻ってきた気がする。

 

 近く出店予定だったイベントはなくなったが、店舗の開店準備も進展が見えてきた。物件のリノベが始まり、いよいよ内装に手を付けるタイミングが来ている。

 私はお金はないが、時間は普通の会社員よりはある方なので、什器などはなるべくDIYしてしまおうと思っている。店のインテリアはああしよう、こうしようと頭を捻らせ、日々イメージを具体化させているが、なかなか漠然とした理想の形にたどり着かない。始めてみないと理想の形なんてわからないのだから、理想の6, 7割も実現されれば御の字じゃないかと思ったりもする。 

 以前に今後やりたいこととして挙げていた、フィールドレコーディングはゆっくりと進んでいる。

 街の音より自然の音の方が録音しやすくなったので、散歩がてら公園や川など様々な場所にマイクを当てている。収集も楽しいが、そろそろ素材の調理に向かわねばならぬ頃合い。

 読書会は、今後しばらくはオンラインが主流になっていくはず...ので、(IT企業のリモートワークの取り組みにもあるが)例えば、LIVE配信で"つながりっぱなし"の状態を作り、共有された読書時間を作るのも悪くないかなと思っている。それはそれで、読書会の名を呈している気がする。暗がりでのオンライン朗読会も素敵だなと思う。

 

 他にも、コロナ疲れやネット疲れのための優しいwebコミュニティ/SNSを作りたいし、登山シーズンに向けた買い物をしたいし、トイレに本屋を開店させたいし、やりたいことは膨らんでゆく。

 それでも実務的(?)なタスクが積み重なっていくもので、開店準備は待ってくれない。疲れにくい体質を作るために、朝は瞑想と散歩をして、アゴを引いて姿勢を正して在宅勤務をこなし、時折アーモンドをつまみ、ランチは西友の美味しいグルテンフリーレトルトカレーを啄む。今はそんなルーティンが確立されていて、4月はよりヘルシーになりそうである。

2月から見えてきたやりたいこと

1月から作業していた確定申告の準備にようやく終わりが見え、安堵のため息をつく。

先日、実は人生では初めての読書会に参加した。課題図書は、米国のSF小説テッド・チャンが前著から17年ぶりに発表した「息吹」という短編集。

この中にある「偽りのない事実、偽りのない気持ち」という作品を読んで、まさにcotan booksが持っていたいバランス感覚だと思った。ネタバレしない範囲でいえば、その話の中にはテクノロジーの習得を経て個人が自身の感情と客観的な事実をどう適応させていくかについて、所属する時代も国も違う2人の人物を通して対称的に描かれている。

読書会では、参加者の解釈や意見の幅広さを目の当たりにし、とても刺激的な体験だった。「この話はこういうことを言ってるんじゃないか?」といった仮説が飛び交う議論の中に、実は広く知られるべき意見や考えがあるのかもしれない。その場の盛り上がり、興奮ももちろん読書会の楽しみの一つだが、あとでその時の議論に立ち返ることができたら、本が血肉となる状態に近くきっかけになるかもと思ったり。

ちょっと日が経ってしまったうえに、まだ考えがまとまりきっていないのもあるので、「息吹」とその読書会の振り返りはもう少し後にしたい。

ただ、もう少しここ最近のSFの流れは心底深掘ってみたいと思えたし、自分もお店のコンセプトに合わせて主催をやってみたいと思った。

 

そして、今はフィールドレコーディングについてばかり考えている。

どうしてこの手法を取ろうかと思ったかというと、特にこれらしいきっかけもないが、何となくこんなやり方あったなと思い出して、少しずつ調べていったら「これをやるしかない」という感情に辿り着いてしまった。とはいえずっと前からcotan booksというお店で流す音楽は、他人様の曲を流すより、cotan booksでしか聞けない音を届けたいなあと考えていた。

店の中で流れる音楽というものは、まるで店の意図や方針に沿う沿わないは後回しにして、ブランドの雰囲気を示すインテリアとして機能'させている'。いわゆる有線放送や店主自慢のプレイリストがそうだ。その曲自体に意図が含まれていても、店のために漂白されて使われているのが何とも気になるところがあった。(店内音楽がダメ、というよりは自分の店だったらやらないだけです、悪しからず)

それに加えて、その店らしい音とは何か?、その音はどこで手に入るのか?、なぜその店でその音を聞く'必要'があるのか?ということを自分の中で納得できるようにしたくて常々考えていた。さらに、モダンな西洋音楽にある音階やら和声進行やらソフトウェアを用いた音源・演奏にやや飽きを感じて閉塞していたこともあり、もう少し違ったアプローチ、より偶然性を利用しつつ、粗くて生々しい感触を見つけていく方が東京にいた頃とは違う自分には合っているのかも、とも感じていた。

この手法はこれまでやったことはあったものの、上手くいった試しはない。しかしながら今暮らしている土地に偏在している音を取り込み、私なりの解釈を加え変化させることで、もしかしたらcotan booksらしい音ができるのはないかとちょっとわくわくし始めている。

奇しくも友人の誘いもありミュージックコンクレートのコンサートには飽きることなくもう5年以上は参加し続けている。このまま沼に身を任せてみたい......なんてことを思う2月上旬だった。