cotan booksのブログ

「インターネットとうまくつきあう」をコンセプトにした本屋のブログです

cotan booksのブログを始めます

はじめまして

cotan books(コタンブックス)店主です。

去年、東京から長野県は松本市に移り住んできました。今は業務委託として働きつつ、本屋の開業準備に向けて日々邁進している身です。

今は目録を作ったり、サイトを作っていたりします。しかし、肝心の店舗物件が決まっていません。これが一番難関です。聞いた話では2年もかかった人もいたとか! こればかりはご縁と思って地道に探しています。

そのためまずはECストアを今年の春までにオープンさせ、その後、松本市内に店舗を構える予定です。追々は店舗内でもイベントをいくつかできればと思っています。並行して細々と古本市などの出店活動も行います。

 

引っ越しから半年が経ちますが、松本の冬は寒いです。気温は最高5度ぐらい、最低ではマイナス5度にも届きます。
東京では一度も使ったことがなかった石油ストーブを購入したものの、灯油を消費しすぎないようセラミックヒーターと登山の厚手ウェアを駆使して凌いでいます。冬対策にかかる暖房・服飾費用が引っ越し以降もっとも大きい投資だった気がします。

朝にはスリラー映画ばりの濃い霧が町中を覆うことがあります。霧が晴れた頃に近所にある薄川(ススキ川と読む)を走ると、「里山ってまさにこのことか〜」と感嘆としてしまう美ヶ原の朗らかとした低い山々、そして向かい合うように裾を大きく広げて鎮座している黒と白が混じった壁、もとい冠雪した北アルプスを見下ろすことができ、CGでしか見れないと思っていた絶景を拝むことができます。都会にはないだだっ広い世界を一望できると、時間が止まったように穏やかな感情が訪れ、引っ越してきて本当によかったと感じる日々です。

 

どんなお店にするか

cotan booksは「インターネットとうまくつきあう」ことをコンセプトにした本屋です。

もう少し詳しい説明については、こちらのリンクをご覧ください。

cotanbooks.hatenadiary.jp

大雑把にまとめると、本を通してインターネットのメリット・デメリットを提示しつつ、日頃の付き合い方を顧みて、個々人にとっての枯淡の価値というものを見出すお手伝いをしよう、というものです。

しっくりくる言葉として、デジタル・ウェルビーイングというものがありますが、この範疇にとどまらない本やサービスを提供していきます。副次的に、現代社会に広く普及しほぼインフラ化したインターネット(そしてそれ以外の世界)について学べる・話せる、よろず相談所として機能すれば嬉しいとも思います。

と、ここまで読んでも腹落ちしてない方が多いかと思います。本当は本エントリに「なぜ古本屋なのか?なぜインターネットなのか?」を詳細に書いていくつもりでしたが、自分があまりに遅筆なためその説明は別稿に任せます。

 

何を書いていくか

このブログでは、今のところ不定期更新のつもりですが、開業準備の記録として日記がメインコンテンツになります。本や音楽・映画についてのコラムもたまに。

あまり計画的ではないのは事実ですが、その時々のライブ感を大事にするということでいったんは煙に巻こうと思います。

もちろん読んでくれる方にとって役に立つ情報も届けられたら、とは思いますが、あくまで日記の体裁を取っていくので生活臭が漂う内容になっていくことはご容赦ください。(今更テニスプレイヤーのジョコヴィッチの本を読んで、グルテンを減らした食生活に興味が湧いてます)

cotan booksでは今のところ、twitterinstagramのアカウントは持っていますが、ほぼ稼働していない状況なのでこれからアクティブにしていこうと思います。まずはタイムラインを日々覗くところから。いいねをつけたり、リプ・DMを飛ばしたり徐々に生命力・ネット人間らしさを身につけていくつもりです。

幸運なことに、松本で知り合った人々は掛け値抜きで親切な方ばかりです。もちろん人との関わり方が会社員の時とは違うので、予期しなかったイベントが多くなっていることは事実です。つまり書くネタはきっと切れないはず......がんばるぞ。

長くなりましたが、それではみなさま、本年もよろしくお願いいたします。